だれかのために。

2008年7月17日

今日は休日出勤の代休。
もくもくと語学の勉強をする。
洗濯をする。
ストレッチをする。
カレーをつくる。
山ほどのたまねぎを炒めながら思いだす。

10年以上一緒に暮らしたひとは（わけあって未だに籍だけは入っている）たまねぎが苦手なひとだった。
わたしはあのひとの好きなものをつくるのが楽しかったけれど、時々ものすごくたまねぎのお味噌汁が食べたかった。
一人暮らしを始めてすぐの頃のわたしは、復讐みたいにしょっちゅう、たまねぎのお味噌汁を作ったものだった。
ばかみたい。
たまねぎのお味噌汁を我慢したせいで別れたわけじゃあるまいし。

一人暮らしはたのしい。らくちんだ。
自分の好きなものだけを、好きなときにつくって食べてる。
つくりたくないときにはつくらない。
我慢なんかしない。
たのしい、けれど、時々おもう。
誰かのために、そのひとの好きなごはんをつくりたい。
あの頃みたいにね。