ツキモノ

昨夜は少し年上の友人に誘われてバーへ。

彼女とは数ヶ月に一度くらい会い、ドライブしながらとか温泉入りながらとか飲みながらとか、お喋りする間柄。
この3年くらいずうっと、話題は双方の夫婦関係についてであって、お互い共感するところも多かった。
…が。
いきなりすっかり夫婦関係修復なのだそう。
「ツキモノが落ちたって感じ。」なのだそう。
「人生何が起こるかわからないよね。」なのだそう。
…。
…。
なんだかよくわからないけれども、3人の子供さんたちのためにも、これでよかったのでしょう。彼女の表情もすっかりあかるくなっていたし。

つい3ヶ月前までは「顔を見るのも嫌」だったはずなのにねえ。
「一生忘れない、一生許せない言葉」があったはずなのにねえ。
なあんて意地悪なことは言いませんでした。
わたしが今しあわせなら、冗談で言えたのかもしれないけれど。

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コースターに描かれた緑色の模様が下からグラスと氷とお酒に映りこんで、氷の表面には照明がうすい虹色に映りこんで、ずっとずっと眺めていても飽きないうつくしさだった。このきらきらしたうつくしいものを見られただけでも、昨日はそれなりにいい一日だったのだ。と、思うことにしましょう。