かさかさ

2008年8月5日
代休日。

早起きは得意なはずなのに、この頃なんとなく起きるのが億劫だ。
一日が始まるのが、億劫なのだ。
お休み日なのにそんなこと感じるなんてばちあたりだと思いなおして、えいやぁ!って起きたのは7時半。遅い遅い。
ほんとは5時くらいに起きたい。
夏の朝のひんやりした感じが好きなので。
早起きして窓を開けて、お布団の上から空を眺めて、ぱらぱら新聞読んで、折込広告眺めて、6時半からNHKのテレビ体操を真剣にやって、エンディングではお姉さんたちと一緒にぺこりとお辞儀をして、ああやれやれとあさごはんを食べるっていうのが、いちばん好きな休日の朝の過ごし方なのだ。
7時半じゃあねえ。もう空気はひんやりしていない。

午前中は語学の勉強。
午後からは買い物とジム…と思って車を出し、坂道を下りながら、ひっそりといらいらした。
ずっとこのちいさなエリアの中をうろうろとしているだけ。
行きたいところも、したいこともあるのに、なんだか億劫で億劫で、ここから出られないでいる。
いらいらして、いらいらして、買い物のあと、ジムの前を通り過ぎて、どんどん郊外へ向かった。
運転苦手だけれど、知らない道は怖いけれど、とにかくいつものエリアから出てみたかった。遠くへ、遠くへ。
「ちょっとそこまで」の、ぐだぐだな格好だけど、車って外なのに部屋の延長みたいなとこがあるからへいき。

遠くへ、遠くへ。
こんなに長い距離をひとりで運転するのは始めてだなあ。
緑の山々を見たかったのに、雲が立ち込めてきて、ぽつぽつと雨が降り始めた。
ナビもないし地図もないし、小さな集落の中に入り込んでしまって、どんどん道が狭くなって、おろおろとUターン。来た道をすごすごと戻る。くねくねとカーブを上ったり下りたり。
雨が止んだあとの緑の山々は、鮮やかでうつくしかったけれど、初めての大冒険にちょっと興奮したけれど、楽しいー!!って感じでもないんだなあ。
家に着いて車から下りたら、プールから上がったときのように、からだがぐったり重かった。頭の芯がずきずきした。

んんん。
楽しかったって感じでもなく、やりとげたって感じでもなく、無為に過ごしたって感じでもなく、うんざりしたって感じでもない。なんだろう。いつにないことをしたのに、特別な感情がわかないことがこわくてさみしい。

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