書を捨てよ、町へ出よう。

ここのところ読書する集中力もなかったので、タイトルは嘘ですが。
仕事以外はずうっと部屋にこもってひっそりといらいらしてて、そうしていても何も解決しなくて、またいらいらして、それに飽き飽きして、昨日の仕事帰りに映画館に行った。
観たのは「DMC」。
可愛くて可笑しくて微笑ましくて、にこにこしながら映画館を出た。
はあ。まだ笑うことができてよかった。
もう感情ががちがちにこわばって、なーんにも楽しめないからだになってしまうんじゃないかって怖かったから。

そうじゃなくて、またにこにこ笑えたのが嬉しかったから、今日も映画館に行った。
観たのは「歩いても歩いても」
たくさん考えた。思い出した。
夫（もう何ヶ月も顔を合わせてないけど、電話もしてないけど、まだ籍は入っているので一応夫なのでしょう）の家族のこと。
ずいぶんがんばった、あの頃のこと。
義母も義祖母も見送って、わたしはヨメ仕事を全うしたので思い残すことはない。ああ早く籍を抜きたい。
って、それは映画の感想じゃないよ…。

ん。まあ。ともかく。
映画館で映画を観るのと、レンタルDVDで見るのとでは全然違う。
自分が笑うとこと、他の人が笑うとこが違ったりするのだけでも面白い。
ひとりは楽だけど、ひとりはつまんない。
楽なことだけしているのって、実はすごくつまんないことなんだ、きっと。