後悔と反省

2年半通っていた美容院の担当さんが独立して自分の店を持ったので、あたらしいそのお店に初めて行った。

予約して場所をチェックして、開店祝いのお花でも持って行こうかなと考えて、んんん、でもそんなに親しいわけじゃないのに変かな、と迷っているうちに今日になって、大人買いした漫画に夢中になっているうちに時間がぎりぎりになって、あたらしいお店の近くにはお花屋さんがなくて、ばたばたして、どうしようどうしようって思いながら、結局手ぶらで行ってしまった。

ぴかぴかの店内には、たくさんの可愛いお花が飾られていて、開店祝いのカードが添えられていて、やっぱりわたしも用意してくればよかったなあって後悔した。
後悔しつつも店内に流れている、くるりの曲にごきげんになっていたら、美容師さんが言った。
「今日は蜜柑さんが予約してくださったから、くるりをかけて待ってたんですよー。くるり、お好きだっていつか言ってましたよね？」
ああああ。後悔。反省。
親しいとか親しくないとかじゃなくて、わたしはこの美容師さんが好きだったんだな。だから、お花を持って行きたいなって感じたんだな。そう思ったんだったら、感じたんだったら、行動に移すべきだったんだな。そうして、そうゆうふうにして、人は親しくなってゆくんだな。くう。
でも、私は変わると決めたもの。今までの私と違うもの。
後悔と反省は次回に生かすもの。

今度行くときに、お花を持っていこう。
店内の雰囲気もわかったから、それにあわせて考えて。
おざなりじゃなくて、ちゃんと準備して。
うん。そうしよう。