春雷

2009年3月22日 日常 コメント (3)
昨夜から降り始めた雨は、朝方とても激しくなって、雷も鳴った。
わたしは、雷が結構好きだ。
部屋の中にいれば、どきどきわくわくする。
窓に張り付いて、稲光を見つめる。
灰色や緑や黄色の混じった、ふしぎな色の空を見つめる。
音が激しくなってきたり、外にいたりすると、そんなこと言ってられない。
ちょっと怖くなる。
で、思う。
どんなに世の中が便利になっても、ヒトは、雷ひとつ止められやしないとこがいいんだよなあ。
こんなに便利なのに、なんでもあるみたいなのに、雷が鳴ったら、怖いって思うこと。
そういうの、大事だって思う。


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でもそれはさておき、引越し間際のわたしとしては、雨模様の天気は嫌だ。
部屋中に増殖してゆく段ボール箱が、外の湿気を吸い取ってゆくかんじ。
洗濯物も乾かないし、ベランダ掃除もできないし。
おちつかない。おちつかない。

はやく新しい場所にゆきたい。
新しい場所に少し馴染んだ頃に、雷が鳴るといいな。
どんなふうに感じるんだろうなあ。
あたらしい部屋の、あたらしい窓から見る雨。雷。
すべての、あたらしい経験。
あたらしくなってゆくわたし。
そんな楽しみを、この年になって手にすることができるなんて果報者じゃないかあ。
って、言い聞かせる。
前向きに、前向きに。
がんばれ。

コメント

かくの
2009年3月22日20:27

雨に濡れたりするのは嫌だけど、濡れない場所で雨や雷を見るのが僕も好きです。自然の力の偉大さに畏怖の念を感じます。

すいれん
2009年3月22日22:40

がんばれ。
でも、もうがんばれないよ。
そんなくりかえしの日々でありますが、、、
蜜柑さんは、あたらしくなっていくひとなんですねぇ。。。

蜜桃
2009年3月23日21:51

かくのさん。
停めた車の中からとか、お休みの日の窓からとか、のんびりぼんやり雨を見ているの、いいですよね。

すいれんさん。
今はがんばれるときみたいです。
一度沈んで、水底に手を着いたので、あとは浮上するだけなので。
でも、あたらしい職場は不安…。
ひとりで淡々とがんばるのとは、ちがう力が要りますものねぇ…。

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