2010年2月1日 恋愛
月曜日。
ひとりの夜。
しんしんと雪が降っている。
この街に来てから、初めて見る雪だ。

あなたに会いたい。
会いたい。会いたい。

わたしはちいさい頃から雪が大好きだった。
一冬に何度かしか降らない、めったに積もることのない雪が、大好きだった。
雪が降り始めると、いつも庭に出た。
飽きずに空を見上げ、庭に積もってゆく雪を見つめ、音のない夜に耳をすませた。
(雪が降り、積もるのは、いつもきまって夜だった)
父も母もわたしの酔狂にあきれていたけれど、認めてくれていた。
わかってくれていた。
だって、雪が降り出すと、わたしに知らせてくれていたもの(笑)。
「ほら、あんたの好きな雪が降ってきたよ」

元夫も、かつての恋人たちも、皆、わたしが雪が好きなことを知っていた。

あなたに会いたい。
今、会いたい。
わたしがどんなに雪が好きか、あなたに話したい。
降り積もる雪を見ながら話したい。
明日じゃ遅いの。
溶けてしまってからじゃ遅いの。

今日は月曜日だから、メールもできない。
会いたい。
会いたい。

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