凪を待つ。

2010年2月17日 日常
今日の日記のタイトルは、去年の今日のものと同じ。
去年の今頃も、ざわざわしていたな。
一昨年の今頃は、怒涛の日々の始まりだったな。

思い返してみれば、2月ってなんだか鬼門なのかも。

高校1年生の2月、突然からだの力が抜けて、頭がぐるぐるして、何もかもがいやになって、ごはんが食べられなくなって、うごけなくなって、学校を1ヶ月休んで、こんこんとねむって、ねむってもねむっても、あたまもからだも楽にならなくて、いやになって、自分も家族も友達も、みんな大嫌いで、怖くて、憎くて、ぐるぐるして、ぐるぐるして、刃物を自分のからだに向けた。
それから何年も、ずいぶんきつかった。

大人になって、乗り越えたつもりで、就職して、結婚して、でもやがてまたつらくなって、何度も刃物を握ってしまって、もう自分を傷つけるのがいやだったので、自分を殺してしまうんじゃないかって怖かったので、仕事を辞めたのも2月だった。
病院に通って、おくすりを飲んで、毎日ひとりで元夫の帰りを待っていた。
刃物を自分に向けたくなると、急いで新聞紙の束を持ってきて、延々ときりさいたりしたっけな。

…うわー。
そうだった。
書いていて思い出したあれこれ。
わたし、どうやってあの薄暗いところから抜け出したんだったか。
今思い出して書いてしまえば、きっと後付けの理屈になりそうだから書かない。
死んだひとのことを悪くいうのも、いやだし。

ただ、ただ、今、言えるのは、わたし、元気になったよなあってこと。
仕事復帰もしたし、離婚もしたし(パワーがないとできないことです・苦笑)、ひとりで生きているし。

うん。
そう。
だから、ここ最近の落ち込みだの、ざわざわだの、軽いもんだよ。
仕事にも行けるし(ああ、アレコレ上手くいかないけれど!)、ごはんもしっかり食べられるし、眠れるし、あのひとを愛おしく思えるし。
わたし、全然大丈夫。
ただ、ちょっと、揺らいでるだけ。
もう少ししたら、暖かくなったら、きっと、大丈夫。

静かに、凪を待ってる。

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