今日は仕事が休み。
でも、月曜日。
休みなのに、あのひとと会えない日だ。
わたしの休みが月曜日に重なるとき、いつも思うんだ。
今日一日を、自分ひとりのために有意義に使おうって。
でも、いつもうまくいかない。
今日もまた。
午前中、語学レッスンに行き、そのあとひとりで自転車でうろつく。
どこかでランチしようと思うのだけれど、ちっとも決められない。
何が食べたいのかもわからない。
ただただお腹が空いて、ぼんやりするだけ。
一度家に帰り、何か作ろうかと思うけれど、力がわいてこない。
この間雑誌で見た、近所の町へ行ってみよう、と突然思う。
で、電車に乗る。
お腹が空いて、きもちわるくなる。
雑誌に載っている散歩道、ひとりであるいてもちっとも楽しくない。
引き返して、また電車に乗る。隣町へ。
秋に、あのひととでーとした古い大きなお寺へゆく。
参道の猫たちを撫でる。ちょっとだけ、こころが温まる。
あのひととここへ来た日は、上天気で楽しかったな。
参道のおでんやさんでビールを飲んで。たくさんお喋りして。
今日は曇りだし、なんだかふらふらするし、ちっとも楽しくない。
参道に新しくできたカフェに入り、ようやく食事する。
お洒落なランチプレート、美味しいのかもしれないけど、もうどうでもいいような気持ち。
のろのろと参拝だけして、逃げるようにまた電車に乗る。
わたしとあのひとの住む街に帰る。
帰ったって、あのひとに会えるわけじゃないけどさ。
ああ、あたまいたい。ぼんやりする。
ぼんやりしたまま駅ビルの本屋さんに入り、マンガの本をメインに、適当にあれこれ選び、どさっとレジに積み上げる。6000円かー、ふーん。これでこころの隙間が埋まるんだったらいいです、別に。
本を抱えてドラッグストアへ。安物の化粧品あれこれ。こんなにやさぐれた気分の時でも、結局高価なブランドものなんか買わないのな、買えないのな、あたしってさーあ。だなんて、ますますやさぐれてしまう。
それから時々行くお洋服屋さんへ。ああ、まずいなあ。やばいなあ。こころのどこかで思ってるけど、その反面、買っちゃえ買っちゃえ、それでこころの隙間が埋められるんならさ、って思う。
あー、これかわいい。これください。あ、それも。試着はめんどくさいからいいや。これ、かわいすぎない?若すぎない?わたしもう無理じゃない?だいじょーぶかなあ。今日わたし、お買い物モードなの、何かおすすめありますかあ?おすすめされたら買っちゃうよきっと。あ、これも買っちゃおー。
だなんてさ、明らかにやさぐれた怪しいおばさん客。でもいっぱい買うんだもん、いいでしょ、だなんて思うあたりが、またおばさんのいやらしさでさ。
まあ、お洋服にしたって、ブランド物じゃなし、お値段もたかがしれているんだけども。
あああ。でもさ。
買っても買っても、埋まらないじゃない。
なーんてね。そんなこと知ってるよー。
今までだって何度もこうしてみたけれど、新しいお洋服や本は嬉しいけれど、何かの代わりになるものじゃないもの。
重たい荷物をずるずる抱えて、またまた電車に乗る。
疲れているけど座らないで、ドアに張り付いている。
だって、車窓から、あのひとの店がちらっと見えるから。
今夜は明かりの消えた窓が。
ひとりの部屋に戻り、ビールを飲みながら買って来た本を読んでいたら、姉から電話がかかってきた。
「もう思い出したくないかもしれないけどさ」
っていう前置きで、確定申告の話。
共有名義だったマンションの、自分の持分を元夫に譲ったから、申告しなくちゃいけなくて、姉がそういう関係の仕事をしているので、任せていたのだ。そのことについての確認事項がいくつか。
ああ、うん、確かに、もう思い出したくないなあ。特に今日は。今は。
げんなりした気持ちで、電話を切る。
ああ、あたまがぼんやりする。
こんなにきついのなら、ちっとも楽しくないのなら、もうやめちゃえば。
って、思う自分がいるのも本当。
でも、やめられないのも、本当。
でも、月曜日。
休みなのに、あのひとと会えない日だ。
わたしの休みが月曜日に重なるとき、いつも思うんだ。
今日一日を、自分ひとりのために有意義に使おうって。
でも、いつもうまくいかない。
今日もまた。
午前中、語学レッスンに行き、そのあとひとりで自転車でうろつく。
どこかでランチしようと思うのだけれど、ちっとも決められない。
何が食べたいのかもわからない。
ただただお腹が空いて、ぼんやりするだけ。
一度家に帰り、何か作ろうかと思うけれど、力がわいてこない。
この間雑誌で見た、近所の町へ行ってみよう、と突然思う。
で、電車に乗る。
お腹が空いて、きもちわるくなる。
雑誌に載っている散歩道、ひとりであるいてもちっとも楽しくない。
引き返して、また電車に乗る。隣町へ。
秋に、あのひととでーとした古い大きなお寺へゆく。
参道の猫たちを撫でる。ちょっとだけ、こころが温まる。
あのひととここへ来た日は、上天気で楽しかったな。
参道のおでんやさんでビールを飲んで。たくさんお喋りして。
今日は曇りだし、なんだかふらふらするし、ちっとも楽しくない。
参道に新しくできたカフェに入り、ようやく食事する。
お洒落なランチプレート、美味しいのかもしれないけど、もうどうでもいいような気持ち。
のろのろと参拝だけして、逃げるようにまた電車に乗る。
わたしとあのひとの住む街に帰る。
帰ったって、あのひとに会えるわけじゃないけどさ。
ああ、あたまいたい。ぼんやりする。
ぼんやりしたまま駅ビルの本屋さんに入り、マンガの本をメインに、適当にあれこれ選び、どさっとレジに積み上げる。6000円かー、ふーん。これでこころの隙間が埋まるんだったらいいです、別に。
本を抱えてドラッグストアへ。安物の化粧品あれこれ。こんなにやさぐれた気分の時でも、結局高価なブランドものなんか買わないのな、買えないのな、あたしってさーあ。だなんて、ますますやさぐれてしまう。
それから時々行くお洋服屋さんへ。ああ、まずいなあ。やばいなあ。こころのどこかで思ってるけど、その反面、買っちゃえ買っちゃえ、それでこころの隙間が埋められるんならさ、って思う。
あー、これかわいい。これください。あ、それも。試着はめんどくさいからいいや。これ、かわいすぎない?若すぎない?わたしもう無理じゃない?だいじょーぶかなあ。今日わたし、お買い物モードなの、何かおすすめありますかあ?おすすめされたら買っちゃうよきっと。あ、これも買っちゃおー。
だなんてさ、明らかにやさぐれた怪しいおばさん客。でもいっぱい買うんだもん、いいでしょ、だなんて思うあたりが、またおばさんのいやらしさでさ。
まあ、お洋服にしたって、ブランド物じゃなし、お値段もたかがしれているんだけども。
あああ。でもさ。
買っても買っても、埋まらないじゃない。
なーんてね。そんなこと知ってるよー。
今までだって何度もこうしてみたけれど、新しいお洋服や本は嬉しいけれど、何かの代わりになるものじゃないもの。
重たい荷物をずるずる抱えて、またまた電車に乗る。
疲れているけど座らないで、ドアに張り付いている。
だって、車窓から、あのひとの店がちらっと見えるから。
今夜は明かりの消えた窓が。
ひとりの部屋に戻り、ビールを飲みながら買って来た本を読んでいたら、姉から電話がかかってきた。
「もう思い出したくないかもしれないけどさ」
っていう前置きで、確定申告の話。
共有名義だったマンションの、自分の持分を元夫に譲ったから、申告しなくちゃいけなくて、姉がそういう関係の仕事をしているので、任せていたのだ。そのことについての確認事項がいくつか。
ああ、うん、確かに、もう思い出したくないなあ。特に今日は。今は。
げんなりした気持ちで、電話を切る。
ああ、あたまがぼんやりする。
こんなにきついのなら、ちっとも楽しくないのなら、もうやめちゃえば。
って、思う自分がいるのも本当。
でも、やめられないのも、本当。
コメント
otagaikaradanikiwotukemasyoune
ありがとうです。
ちょっと二日酔い。。。あたまいたい。ぼんやりします。
からだ大事にしていかないとだめだよね。
なんだか、こう、いろんなことがきちんと全うできない感じ。
だめだめです。