わたしはかつて、元夫に、言いたいことが言えなかった。
若い頃はそうでもなかったはずなのに、いつのまにか、そうなった。
こころがしおしおになって、ちからがなくなって、びょういんにかよっていたころから、かな。
もう思い出せないけど。
言いたいことが言えないのは、嫌われるのが怖かったからだった。
けんあくになるのが、怖かったからだった。
だけど、言わないことのほうが、本当は怖いことだったんだ。
そんなふうにして、ちょっとずつ、ちょっとずつ、こころが離れていったから。

だからひとりになったとき、これからはちゃんと自分の気持ちを言葉にして伝えていこうと決めたのに、変わろうと決心したのに。

あなたがだいすき、というのは言えるのに、
こうしてほしいの、とか、これはちょっとやなの、とかは、なかなか言えないまま。
言ったらどうなるかな、けんあくになるのかな、それはやだな、だって、わたしたちは、セツナの間柄なのに、未来があるわけじゃないのに、今ひとときを目をつむって心地よく過ごしていられれば……とかなんとか、これはもう、あらかた言い訳で、逃げ口上で、いくらセツナの間柄でも、ちゃんと向き合って、真っ向勝負であいしあいたいの、ほんとは。
へなちょこな性分は、そう簡単には変われない。
でも、変わりたい。
むつかしいな。

コメント

すいれん
2010年3月28日10:55

うんうん、わかる。セツナであろうがなんであろうが
がまんするのはからだにわるい。。。
あたしも違和感は少しずつ言うようにしています。時間がたつと余計むつかしいから、たたないうちに、、、ってコレもやっかいなんですけどねー。

蜜桃
2010年3月30日9:54

ううう。
なんだかどうにも言えないわたしです。
ささいなことだし、とか、わがままかなあ、とか、躊躇しているうちにタイミングを逃してしまう。まさに時間がたつとむつかしいのよねえ。

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