青空に銀杏

2010年11月16日 日常
青空に銀杏
昨夜の雨が嘘みたいな、いいお天気の朝だった。
じっとしていられなくなって、近所の郵便局へ出かけたら、
途中の神社の大きな銀杏の木が、鮮やかに色づいていた。
青と黄色の鮮やかな色彩に、こころがわくわくしてきた。

郵便物を出してから、神社の境内へ。
平日だけど、七五三のお参りをする家族連れが、何組もいた。
あの~~、わたし、手水で手を洗いたいんですけど~~。
(晴れ着を来たチビちゃんが手を洗うところを、延々と延々とビデオ撮影中)
あの~~、わたし、さっきからずうっとお参りの順番待ってるんですけど~~。
(もちろんこちらも延々と延々とビデオ&写真撮影中)
ま、いいんですけどね。
チビちゃんたちは、邪気なくはしゃいでるだけなんでね。
でもご両親はどうなのよ。
「お待たせしてすみません」の一言くらい、
せめて会釈のひとつくらいあってもいいんじゃないでしょうか~~。
自分ちの子供(または孫)以外、なーんにも目に入ってないんだなあ。
せっかくのわくわくが、いらいらに変わる前に、退散。

静かな神殿裏にまわって、あーあと伸びをする。
わたしは子供を持たない道を選んで、その後「産めないからだ」になった。
でも世の中にはたーくさん、すごく子供がほしいのにそうなったひとたちがいる。
そのひとたちは、あのチビちゃんたちの姿を見て、胸を痛めるんだろうな。
それは身体の傷と同じくらい、とてもとても痛いんだろうな。
もちろんあの幸せそうなご家族連れには、何の責任も関係もないことだけれど。

ただ、生きていくことは、ままならないことだなあ…と、ぽつんと思うだけ。

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