たまてばこ

2014年1月15日 日常
箱のふたを開けたから、過去が少しずつ煙のように出てくる。
もっと一気に押し寄せてくるかと思ってた。
後悔と恥ずかしさに、どしんと打ちのめされるかと思ってた。
でも、とりかえしのつかないことたちは、見てみぬふりをしていても、ずっとわたしの傍にいたんだな。
箱のふたを閉めてはいたけれど、隙間から悪臭は漂っていたんだな。
わたしは、やっぱりその中で暮らしてきた人間だった。
見抜かれていたかもしれない。いろんなひとに。
わずかな救いは、あの後、人様にきれいごとを押し付けなかったことくらいか。
たぶんだけど…。
酔ったときには、やっちゃったかなあ…。

かつてひどく傷つけたひとへは、今さら直接なにもできはしないんだけど、
口をつぐんで、目をそらして、なかったことにしようとした自分を認めること。
いい年をして、今さらそんなことをしてます。
わたしの馬鹿さ幼さを、これまで許してくれたひとたちに感謝しながら。

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