ひみつのみ。
くだらないと思いたいような、認めたくないような、
でもこころに刺さってずっとちくちくしていること。
このちくちく、なくす努力をすべきなのかな。
ちくちくと共存していったほうが、自分らしいよな。
思春期の頃から(苦笑)、変わらない、変われない部分。
だいすきなひとと、けんかして仲直りするっていうのが憧れだ。
なんて、自分でもヘンだとは思うけれど。
わたしは相手に、いやなことを言うのが苦手なのだ。
不満とか、治してほしいとことか、かちんときたこととか。
つい、我慢してしまう。
自分に自信がないから、いやなことを言って嫌われちゃうのがこわいから。

でも、昨夜ついつい言ってしまった。
で、慣れていないから、どうやっておさめたらいいのかわからなくて困った。
あのひとは、ごめんごめんって言ってだきしめてくれたけど、
わたしの気持ちが本当に伝わったとは思えなくて、またうだうだ言ってしまって、
しつこすぎかな、くだらないこと言ってるな、言わなきゃよかったなって焦って、
もうどうしたらいいかわからなくなってしまった。
そんな状態で時間切れ。
すっかり後悔して、あのひとの帰り際に玄関先ではぐされたまま、
「けんかなんかするんじゃなかった、明日は会えない日なのに…」
って言ったら、
「こんなの全然けんかじゃないよ。けんかしてたらはぐなんかしないよ」
と、ちょっと笑われてしまった。
そ、そうかー。
結局わたし、またけんかできなかったのかあ。
これでよかったんだか悪かったんだか、よくわからない。
でも、やっぱり言わなきゃよかった。
でもでも、溜め込むんじゃなくて、我慢するんじゃなくて、もっと言い方を考えればよかった。。。

あーあ。
言いたいことをぽんぽん言い合えて、ぱーっと派手にけんかして、からりと仲直りして、っていうの、できたら楽しいだろうなあ。

いろこいだの、アイヨクだのに、うかうかとおぼれている。
そうしているうちに、日々は過ぎていく。
感情は例によって例の如く、浮き沈みしているのだが、
おおきく括るとなんだかどうにも茫洋としているようだ。
きゅっとときめいてもいるんだけれど、あられもなくゆるんでもいる、その自由さ、心地よさ。
だがしかし、やるせなさもある、よるべなさもある、なんでもある。
すっかりほろほろにほどけてしまっている。

今週、ずいぶんいろんなことがあった気がするけど、ん、そうでもないのかも。
よくわからない。茫洋として。

ああ。二日間会えなかったあのひとに、明日は会える。

けだるい月曜日

2010年4月19日 恋愛
せっかくのお休みなのに、月曜日。
勉強したり、買い物したり、病院に行ったり、あれこれ用事をこなして過ごす。
その合間に、何度も何度も、昨日のことを思い出す。
会話や、体温や、匂いや、肌の湿度やなんか。
ああまったく、いろこいにうつつをぬかしている、わたし。
久しぶりに、仕事のシフトが連休だった。
隙あらば、あのひとに会いたいわたしだけれど、
そのきもちを抑えて、昨日はひとりで出かけた。
相変わらず、浮き沈みしている日々。
いろいろ考えて、迷って、おちこんでいるのにも飽きて(?)きたみたい。
一昨日の仕事中、ふいに
「そっか、そう思って、ひらきなおっちゃえ!」
と、思いついたことがあって、ちょっとだけもやもやが晴れた。
むりやり晴らしたというかんじだけど…。
思いついた、その内容は、とてもじゃないけど大声ではいえない。

というわけで、昨日はわたしがデパ地下で美味しいうな重とフルーツのデザートを買ってきて、うちでのんびりとランチをした。
あのひともリラックス、わたしもやっとこころが晴れて、すてきな時間を過ごせた。
ほっとした。
これから、いろんなおうちごはんを考えて、楽しむようにしようかなあ。


昨日のDNを書いた後、会いたい会いたいと思っていたら、遅い時間にあのひとからメールが来た。
「今日は何時に寝るの?」だって。
なによ、そのへんな質問(笑)。
仕事が暇なんだね?で、わたしに会いに来たいのね?(なーんて、えらそう?)
そういうわけで、3日連続であのひとが来てくれた。
だいすきなひとの体温って、なんていいものなんだろう。
だけど、言葉やこころが、ほんの少し行き違って、わたしはさみしくなる。
浮き沈み。
あのひとが帰るとき、いつものように玄関先ではぐしていて、つい言ってしまう。
さみしいよう。って。
言えば、言わなきゃよかったって思う。
言わなければ、いつまでも胸の中でくすぶる。
ああ、年をとっても恋は難儀なものだなあ。

月曜日の今日、仕事復帰。
まだ少しだるいけど、がんばれるから、がんばる。
カラ元気出していたら、案外ほんとに元気が出るたちだから、
いつもよりちょっと多めに軽口たたいて、同僚や後輩とお喋り。
その勢いで、来月あたり近場の海外に遊びに行っちゃおうかと盛り上がる。
うんうん。いいかも。
わたしはあのひとと、あまりにも狭いエリアで(おおむねわたしの部屋で)時間を過ごしすぎてて、ちょっと閉塞してる。
不満も不安も、その状況から生まれてきている。
自分の時間を、あまりにもあのひとを待つことに費やしすぎてる。
たまには、あのひとを何日も放っぽり出して、遊びに行っちゃうかー。
…そんなことしても、わたしの方が、すぐに恋しくなっちゃいそうだけど(笑)。
今日も病院へ行き、ぐったり疲れる。
なかなか治らない。
何かストレスがあるのじゃないですか、とお医者さんに言われた。
ぐっと答えにつまる。
だけど、ストレスのないひとなんかいないんじゃないの。

家へ帰り、ベッドに入る。
こんなにいいお天気なのにと、うらめしくなる。
うとうとしながらも、こころの中では、あのひとが来てくれるのを待っている。
昨日は、まさか来てくれると思わなかったから、何も考えずにゆっくりと眠ってたのに。
だけど、期待しちゃったらもうだめだ。
チャイムの音をじっと待ってしまう。
時間がちっとも経たない。
なかなか眠れない。

何の約束があるわけでもないし、
今夜はあのひとの仕事が忙しい日だし、
昼間にはメールしちゃいけないし、
あのひとの体調もよくないんだし、
だから、だから、あのひとが来なくても、がっかりしちゃだめ。
そう自分に言い聞かせて、今日はもう来ないんだってことを自分の中に受け入れた夕方、あのひとは来た。
プリンとりんごのゼリーを持って。

わたしはとろっとあまいきもちになる。かんたんに、なる。
胸の中におさまって、ひとりじゃないのっていいなぁって思う。
あのひとが傍にいると、時間がどんどん流れてしまう。
もっと一緒にいたいのにー。
一日中ねていた。
目がさめては、また眠り、、、。
午後、玄関チャイムが鳴って、ねぼけたままでたら、あのひとだった。
レトルトのおかゆと、ポカリスウェットをお見舞いに持ってきてくれた。
ほんのちょっとだけいてくれて、はぐしてくれた。
ああ、はやくよくなりたい。
もっと、もっと、あのひとと過ごしていたい。

依存症?

2010年4月3日 恋愛
なんだかお互いのタイミングがあわなかったり、あのひとの体調がわるかったりして、ふたりきりで会えない日が続く。
…続くっていっても、まだ4日目だけれど…。
…二人きりじゃなければ、昨日も会ったのだけれど…。
でも、でも、すごーく息苦しい。
あのひとの胸の中におさまって、深呼吸したーい。

こんなふうに、ひとりで過ごす時間も大事にしなくちゃと思って、朝からせっせと勉強しているんだけど、実はちっとも頭に入ってない気がする。
ああ、もう、本当にばかみたい。
会いたい、会いたい、って、どんどんわいてくる気持ちを、どうしたらいいのかな。
くるしい。

…。

2010年3月31日 恋愛
火曜日。お休み日。
あのひとと一緒に自転車に乗って、川の上流の桜並木を見に行く。
…わたしが、行きたい行きたいと言って、せがんだのだ。

折々に湧き上がる不安、いらいら、もやもや、その理由のひとつは、「あまりにもふたりっきりで密室で過ごしすぎる」ってこと。
それは安心で気楽で親密で素敵な時間だけど、「それだけ」になるのは嫌なんだ。ご近所でいいから、ささやかでいいから、わたしはでーとがしたいのである。

川沿いの桜はまだ全然咲いていなかった。
それでも鯉だとか、亀だとか、お散歩の犬だとかを眺め、自転車をひいて、風に吹かれて歩くのは心地よかった。
いくつかの、ぎざぎざした会話もあったけれど、でも、ほんの少し、ほっとした。
ちいさなわがままを言えたことに。




わたしはかつて、元夫に、言いたいことが言えなかった。
若い頃はそうでもなかったはずなのに、いつのまにか、そうなった。
こころがしおしおになって、ちからがなくなって、びょういんにかよっていたころから、かな。
もう思い出せないけど。
言いたいことが言えないのは、嫌われるのが怖かったからだった。
けんあくになるのが、怖かったからだった。
だけど、言わないことのほうが、本当は怖いことだったんだ。
そんなふうにして、ちょっとずつ、ちょっとずつ、こころが離れていったから。

だからひとりになったとき、これからはちゃんと自分の気持ちを言葉にして伝えていこうと決めたのに、変わろうと決心したのに。

あなたがだいすき、というのは言えるのに、
こうしてほしいの、とか、これはちょっとやなの、とかは、なかなか言えないまま。
言ったらどうなるかな、けんあくになるのかな、それはやだな、だって、わたしたちは、セツナの間柄なのに、未来があるわけじゃないのに、今ひとときを目をつむって心地よく過ごしていられれば……とかなんとか、これはもう、あらかた言い訳で、逃げ口上で、いくらセツナの間柄でも、ちゃんと向き合って、真っ向勝負であいしあいたいの、ほんとは。
へなちょこな性分は、そう簡単には変われない。
でも、変わりたい。
むつかしいな。

ちいさな違和感

2010年3月25日 恋愛
今日はあのひとは病院に行く日だから会えないはずだったのに、
午後、「お茶しに行くよ」って、メールが来た。
うーん。
今日の午後は家で勉強する予定って、昨日メールしていたんだけどな。
で、なんだか今とっても集中して、勉強にのっていたんだけどな。
とはいえやっぱり嬉しくて、断るだなんて思いもしないんだけど。

あまいお菓子を買って、あのひとがやってきた。
コートも靴もびしょびしょ。
そんな雨の中を、病院の帰りで疲れているのに、わたしに会いに来てくれたんだな。
そう思うと、きゅーんってして、こころがあたたまって、うるおう。

お茶を入れて、あまいお菓子を食べて、お喋りして、あいしあって、あの人と過ごす、いつもの午後。
だけどなんだか今日は、少しだけ、なんだか違和感。
あのひとのメールに、わたしが「うーん…」って思っちゃったこととか。
お喋りの中であのひとが、
「そのうち蜜桃が他のひとと出会って、結婚したりした後に、オレのことを思い出して云々…」
って、言ったこととか。
なんだか、ちょっと、いつもみたいにぴったりしっくりしてない、薄ーい何かがふたりの間にあったみたいな、日。

やだな。

とめどない。

2010年3月23日 恋愛
朝5時に起きて仕事に行って、夕方帰ってきてぼんやりする。
今日も一日、なんだかんだ、あのひとのことばかり思ってしまったなあって。
仕事しながら、会いたいなとか、でもあまりにも会いすぎかなとか、でも昨日の月曜日は会えなかったじゃない?とか、でもたった一日じゃない?とか。ぐるぐるぐる。
ほんとにもー、ばかみたい。イカレてます。

で、とにかく一応家に帰っておとなしくしていようと、頑張ってはみたのだけれど、結局どうにもこうにも我慢できなくなって、雨の中を駆け出すように、出かけてしまった。そしてあの居心地のいい場所で、にこにこ笑って過ごして、胸の中があたたまって、ほんのさっき帰ってきたところ。

来月の終わり頃に、あのひとは入院して手術しなくちゃいけないらしく、そうなると約1ヶ月くらいも会えないのだけど、今のわたしの状態で、それに耐えられるのかなあ。耐えなくちゃ、どうしようもないんだけども、でも、でも。

今はあまりにも自由で、あまりにも手の届く場所にいる時間があって、しあわせすぎなのかも。こうしていられることのほうが、きっとふしぎなくらいなんだ。
あいかわらず、隙あらばあのひとと会っている日々だ。
昼間わたしのうちで過ごしたのに、夜また会いたくなってわたしから会いに行き、深夜、仕事帰りのあのひとがまたまた会いに来てくれる…だなんていう日もあるくらい。
離れているとき、仕事中やなんかにも、ふいに、あー愛おしいなー、って間欠泉のようにきもちが湧きあがる瞬間があったりして、わたし、あたまがちょっとおかしいんじゃないでしょうか(笑)。

…のだけど。
あのひとが新しく買った携帯で撮った、飼っている犬や猫の写真をいろいろと見せてくれたときに、見ちゃったんだな。猫を抱いている、おうちのひとの写真。
きれいなひとだった。
ほっそりして素敵なスタイルだった。
お洒落なお洋服だった。
それよりなにより、キュートな、屈託のない、ぴかぴかした笑顔だった。
しあわせそうだった。
わたしはその笑顔に動揺し、その写真を撮っている瞬間のあのひとの時間、あのひととおうちのひととの時間を思って、胸がちくちくした。
見ちゃったなあ。
こころのどこかでは、見てみたいと思っていたんだけれど、でも、見なきゃよかった。
それから数日が経つけれど、何度もあのひとに会って、あたたかな時間を過ごしているけれど、でも、あの笑顔が何度もあたまをよぎる。ちくちくする。

ほかほか

2010年3月15日 恋愛
今日二度目の日記を書く。
ほかほかと湯気の立つようなきもちを、書き残しておきたいから。

ひみつにて。

きのうのできごと。


素晴らしき一日

2010年3月10日 恋愛
久しぶりに、あのひととでーと。
ご近所じゃなく、ちゃんと待ち合わせして、電車に乗って、映画を見にいったのである。雨上がりの朝。
たったそれだけのことが嬉しくて、嬉しくて、どきどきする。
午前中の空いている電車の窓から外を眺め、梅が咲いてるだの、木蓮の蕾がついてるだの、古い床屋さんが閉店しちゃっただの、のんびり話す。何を見ても、何を話しても楽しくて、わたしはずうっと笑っている。

映画の後、
「何食べたい?」
「今度こそ、焼魚!」
「言うと思ったよ~」
っていう会話をして、念願のお魚を食べ(わたしは塩さば、あのひとはしまほっけ)、ますますご機嫌になる。

通りすがりのお店を軽く冷やかして(こういうのもすごく久しぶりのことだ)、それから川沿いの道をゆっくり散歩して、水鳥が水面をついばんでは、また飛びたつ姿を眺め、また電車に乗って帰る。わたしのうちへ、ふたりで帰る。

午後の日差しの中で、あのひとの腕の中におさまっておしゃべりして、あいしあう。あたたかくて、深くて、やわらかい巣のなかにいるようなこころもちになる。
たのしいとか、うれしいとか、すきー、とか、言わずにいられないので、どんどん言う(笑)。

すばらしきいちにち。
時間さえあれば会っている、今週のわたしたち。
そして会っている間の殆どの時間を、くっつきあって過ごしている。
なんなんだろう、これって。
わたしたち、お互いに体温依存症なのかなあ。

-----------------

【たべもののもんだい】
金曜日。
一緒にランチに行くのに、わたしの仕事の都合でちょっと遅くなった。
行きたかった店はもうランチタイムが終わっていて、あちこちうろうろと探しあるく。何も特別な料理じゃなく、焼魚定食が食べたかっただけなんだけど、なぜだかふつうの和食屋さんが見つからない。
もちろん駅前の方まで行けば、いくらだってあるのだけれど、人目につきたくないわたしたちは、いつも駅から少し離れたエリアか、隣の小さな駅の近くで食事するのだ。
お腹はすっかり空いているし、なんとなく不穏な空気になってきたので、「お魚じゃなくてもいい」と、わたしが折れて(笑)、手近なラーメン屋さんへ入った。できればまだ蕎麦の方がよかったんだけど…。(なんだって世の中にはこんなにラーメン屋さんが多いんだろう!)しかも、味もいまいち。
無口な感じで食事を終えて、わたしの家へ向かう。
自転車で先を行くあのひとの背中が、ちょっとつんけんしてるみたいな気がする。
わたし、おやつにおはぎを食べたいんだけどなあ。和菓子屋さんに寄りたいんだけどなあ。声、かけにくいなあ。なんて思っていたら、信号待ちであのひとが振り返って、「なにかあまいもの、買って帰ろう」と言った。
以心伝心?嬉しくなって、通りすがりの和菓子屋さんへ行くと、な、な、なんと、ちょうどおはぎが売り切れたところだという。あのひとの好きな、すあまもないし。ふたりとも、またがっくりして、さくらもちを買って帰った。食べてみたら、これまた味はいまいちで、盛り下がる。
たべもののことで、ふたりの雰囲気がどんよりするなんて、わたしたちって食いしん坊すぎかなあ(笑)。
明日も会える日なので、ふたりして明日のお昼ごはんについて相談してしまった。
明日こそ、まちがいなく美味しいものを食べよう。


土曜日。
昨日の相談どおり、今日のお昼ごはんには、ものすごく美味しいとんかつ屋さんのテイクアウトを買ってきた。あのひとが時折ご家族で行くお店なので、わたしと行くわけにはいかないので。
ちょっぴりお値段は高いけれど、そしてカロリーも高いけれど(涙)、ものすごーく美味しい。で、ふたりともニコニコとご機嫌になる。たんじゅーん。
夕方、あのひとは帰って行く。
わたしは流しに置かれた、湯飲みや汁椀やグラスを洗おうとして、なんだか胸がつまる。泣きそうになる。
どれもふたつずつあるんだもの。
ああ、わたし、ひとりぽっちじゃないんだな。
あまいような、なつかしくてくるしいような、気持ちになる。


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【であいのもんだい】
夜、わたしはひとりでライブハウスに音楽を聴きに行った。
出演者もお客も、平均年齢の高いライブだ(笑)。
開演を待つ間、カウンター席で隣り合った男のひとと、お酒を飲みながらなんとなく話すようになり、途中の休憩の時間もずうっとおしゃべりした。
音楽の話だけじゃなく、結構個人的なことまで話すひとだった。仕事を辞めて、今、求職中なんだとか、コーヒーの学校(?)に通ったんだとか。
穏やかで、話題も豊富で、見た目もさっぱりしていて、感じのいいひとだ。
○月○日に、××であるライブがよさそうだから、見に行くつもりだという。
音楽の好みが似ているようなので、わたしも興味を持って、「あら、よさそう。わたしも行ってみようかなあ。」などと答えている。

へええ、なかなか楽しく過ごしているじゃない、わたし。
と、ヒトゴトのように思っているわたしがいる。
ライブが終わったあと、もう1杯飲みましょうかと言えば、きっとそうなるだろう。あるいは向こうから、そう言うかもしれない雰囲気ではあるな。
と、またまたヒトゴトのように思う。
でも、ライブが終わるなり、わたしはさも急いでいる風を装って、さっさとコートを着て、「じゃあまた、いつかどこかで会えるといいですね。」と、にっこり笑って店を出てしまう。そのひとは、いっしゅん、「あれ?」という表情をしたけれど、にっこり笑って手を振った。
夜道を歩きながら、ちょっと浮かれたような、惜しかったような気分にもなり、ひとりで笑ってしまう。
駅前に、ちょっといい雰囲気のおでん屋さんを見つけ、一人で入り、熱燗など飲む。そして、もう一度ひとりでにやにやする。へんなおばさんのわたし。
出会いというものは、これからもきっとあるだろう。
年をとっても、その年齢なりの出会い方で。
こころの片隅でそんなことを考えながらも、こころの大部分では、あのひとに会いたいなあ、と、疼くように思っている(今夜はパーティが入っているので、あのひとの店には行けないのだ)。
ライブがどんなに楽しかったかとか、今いるおでん屋さんの雰囲気がなかなかいいことだとか、長いメールをあのひとに送っていると、おでん屋のおじさんに
「オネエサン、なんだか楽しそうだね。いいことでもあったの。」
だなんて言われてしまった(笑)。

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