しばらくの間、どうにも自分のこころと向き合う気力がなくて、書けなかった。
その間にも日々は確実に過ぎてて、いろんなことがあり、大きくこころが揺らぐ瞬間もあったりしたのだけれど、どうにも言葉にできなくて。

今日はとりあえず忘備録的に。
・久しぶりに実家に帰って母と会った。
 (会うたびに「お年寄り」になっていく感じがして、さみしい。)
・新しい出会いがあった。
 (さて、これからどうなるかなあ。)
・離婚して半年が過ぎた。
 (待婚期間というのが終わり、もういつだって再婚できるんですって。
  する気は全然ないですけどねえ。)
・留守をしている間、対策していたのに紫陽花を枯らしてしまった。
 (花を切って、来年咲かせる努力をしてみます…。)

離婚直前や直後には、わたしはもっと強かった気がする。
わたしは変わるんだって、気を張ってた気がする。
変わらなくちゃ。
変わりたかったんだ。
きちんと感情表現できるようになりたい。
強がらないで、素直になりたい。
自分を縛り過ぎないようになりたい。
いつか誰かに言えるようになるかなあ。
わたし、いま、なんだかこころぼそいの、なんて。
んー。
言えない気がする。
ひみつのみ。

すとん

2009年7月6日 日常
すごく久しぶりに、「ちゃん」付けで名前を呼ばれた。
最近は、どこへ行っても年若いともだちばかりなので
誰もそんなふうに呼んでくれないのだ。
なんだかちょっと照れてしまったけれど、
呼んでくれたひとはわたしよりもずいぶん年上なので
素直に「はい」と答えておいた。

初めてなのに、ほとんど緊張せずに、すとんとその場に落ち着けた。
こういうのも相性なんだよなあ。
そんな場に出会えて、すごく嬉しい。

雨は止んでいるけれど、ものすごーく、暑い。
じっとしてるだけで、汗がじわっとにじんでくる。
お昼ごはん(茄子のキーマカレー)を食べ始めたら、汗がどんどん流れてきたので、さすがにエアコンをつけました。
今日はお休みだし、昼間っからビールをあけてしまいたいとこだけど、
語学レッスンを終えるまでがまんがまん。
レッスンの帰りに、ふらりとひとりで飲みに行こうかなあなんて考えてる。
ひとりでも飲めそうなカフェがあるので。



pink

2009年7月4日 日常
久しぶりに雨が止み、晴れ間が出て、少しうきうきする。
仕事帰りにデパートに寄って、50%offに踊らされて(?)
バッグだのサンダルだの、あれこれ買ってしまった。
途中でさすがに買いすぎかな?と反省しそうになったけれど、
ボーナスも出たことだし、ローンもないことだし、買っちゃえ!
と、むしろ自分を鼓舞するみたいにお買い物した。
なんのために働いてるのか?
生きるためでしょう?
生きることの意味ってなんだ?
日々を楽しむことでしょう?
少なくとも今は。
そーんなふうに、自分に言い聞かせたりして。

やわらかな薄いぴんくに、少しだけラメを利かせた華奢なサンダル。
これまでのわたしが選びそうになかったものに、きゅんとこころがひかれた。
あまいあまいあまいものを、欲しているのだ。
きっとね。

今夜はお風呂上りにペディキュアを塗りなおそう。
サンダルに似合うような、あまい色にしよう。
ここのところ、毎夜のように元夫が夢に出てくる。
愛憎なんて大仰なものじゃない、ふつうの暮らしの夢だから
目が覚めて、まだあのひととの暮らしが実は続いているみたいな
そうじゃないの、わかってるんだけど、そんなような、うまくいえないけど
うまくいえないけど、まだつながっているような感覚になってしまう。
困る。
ついうっかり、ふつうに電話なんかしちゃいそう。
時間も記憶も感情も、前後して混濁して混乱して。
困るし、こわい。


雑記

2009年7月1日 日常 コメント (3)
・昨日届いたラグマットのにおい、我慢できずに洗濯した。
 案の定、乾かなくて途方に暮れている。
 今さらネットでにおいが気になるというクチコミを見てがっかり。
 急いては事を仕損じる。

・語学レッスンをつめこみすぎて、頭がいたい。
 文字で読めばわかることが、音で聞くとわからない。
 くやしくて焦るけれど、一朝一夕に身に着くものでもないはず。
 でも、でも、でも、焦る。

・同僚さんや、昔からの友だちに、少しだけ嘘をついている。
 離婚してすっきりしたの、せいせいしたの、今のほうがずっとたのしいの。
 本当だけど、でも、ちょっとだけ嘘。

・来月、同僚さんや後輩くんを、うちにお招きすることになった。
 たぶんうちから花火大会がばっちり見えるので。
 おもてなしメニューを考えるのが楽しい。
 「居酒屋みっとうさん」ふうにするか、「カフェ・ミットウ」ふうにするか。
 はたまた「韓食堂・蜜桃」でもいいかも。
 どうしようかなあ。おもてなしは久しぶりなので、わくわく。
 ただ、以前住んでいた家の1/4くらいの狭さだし、食器は全然ないし、
 いろいろと工夫が必要になる。
 それもきっと楽しいな。百円ショップでいろいろ仕入れなくちゃ。

・昨日、ボーナスが出た。去年より少ないけど、まあそれなりに。
 今は元夫が住み、返済しているマンションは、
 わたしのボーナスをあてにして組んだローンだった。
 きちんと支払いできているのかしらなんて、余計な心配している。
 もう関係ないのにね。
 母と電話で話しながら、ついそう言ってしまい
 「お人よしにも程がある」とあきれられてしまった。
 もしかしてわたしはまだ、あのひとが好きなのか?と自問自答。
 わからない。
 わからない。
 もしも復縁しようと言われたら(絶対にそんなこと言うひとじゃないけど)
 わたしは揺らぐのだろうか?
 この頃妙に、いろんなことを思い出す。
 それはわたしのこころが、脳味噌くんが、わたしを試しているのだろうか?
 あまくたのしかった頃のこと、絶望的な言葉、冷えてくこころ、
 繰り返しフラッシュバックして、揺らいでいるようないないような。
 でも、本当はちゃんとわかってる。
 もう戻れない道なんだってこと。
 なんのために、こころはわたしを試しているのかなあ。

・つよくなる。きっと、もっと。
 いつか出会う。きっと、もっと、きちんと向き合ってあいしあえるひとに。
 お念仏みたいに唱えて(笑)、苦手な夏に乗り込んでゆく。
 きっと、もっと、しあわせに。
 

買い物失敗

2009年6月30日 日常
ネット通販でラグマットを買った。
安かったし、洗濯機で洗えるというし。
さっき届いて開けてみたら…なんだかへんなにおいがする。
うーーーーん。
埃っぽいような、古くさいようなにおい。
倉庫でずーっと眠ってた品物なのかなあ。。
洗濯機でさっそく洗いたいんだけど、雨が降りそうだし、
でもこのまま部屋に敷くのもいやだし、返品するのも面倒だし、
どうしようかなあ。
ついてなーい。
来月、ともだちを家にお招きするための準備だったのにー。
真夏みたいな暑さ。
エアコンをがんがんに効かせて、アイロンをかける。

昔っから、アイロンかけは好きじゃないし、苦手だ。
でも若い頃は夫のワイシャツを家で洗って、アイロンをかけていたなあ。
襟元や袖口はせっせと、もみ洗いなんかしてね。
あの頃はまだお金がなかったから、そうやって頑張ってた。
そのうちわたしが仕事に復帰して、お金に余裕ができて、時間がなくなって、
ワイシャツはクリーニングに出すようになったんだった。
そんなふうに、少しずつ少しずつ、いろんなことが変わってった。
少しずつ少しずつ、こころが離れていった。たぶん。
わたしたちの関係が壊れ去ってしまう、最後の最後の頃にいちど、思い立って彼のワイシャツを洗ったことがある。
壊れたなにかを取り戻したいって、祈るようなきもちだったのかな。
でもそのシャツは、もう、わたしの見慣れたものじゃなかった。
アイロンをかけてクロゼットにしまって、彼の帰りを待ったけど、帰ってこなかった。
ひとりのリビングで、わたしは泣いたんだ。
そんなこと、思い出した。思い出したくなんかないのに。
生活のいたるところに引鉄は、ある。

ここは我慢しないでいい場所だから、弱音を吐いておく。
思い出すと、くるしい。
思い出すと、まだ泣いてしまう。
思い出したくない。
あの、ひとりでいる時間の、胸の中がしんしんと冷えてゆく絶望的な感覚。
忘れてしまうことって、きっとできないんだろうなあ。
思い出してもくるしくなくなるまで、あとどのくらいかかるのかなあ…。


-----------------

昨夜見た夢。
お天気の午前中に、わたしは知らない街をあるいていた。
坂道の途中にある、見たことのないマンションに、元夫が住んでいることをなぜかわたしは知っていて、どの部屋かも知っていて、ぜったいに窓を見上げたりしちゃだめ、って思いながら坂を下りてゆくんだけれど、やっぱり窓を見上げてしまう。ベランダにお布団が干してあって、それに頬杖をつくようにして、元夫が煙草を吸っているのが見えた。目が合った。どうしよう。困ってしまってわたしは手を振った。元夫も手を振っている。遠くて表情はよく見えないけれど。
そこで目が覚めた。
もし現実にそんなことがあったら、わたしはどうするんだろう。
来月の夏休み、母と姉が待ってくれているから帰省しなくちゃだけれど、あの見慣れた街に帰りたくないって、今、思ってる。
若い頃には思いもよらなかったことが起こって、
まさかわたしに、なあんていうことが起こって、
今に至っているのだから、この先だって、きっと
思いもよらないことが、起こるのかもしれない。
きらきらしたものを、眩しく目を細めながら眺め、
ぼんやりとそんなことを考えたりもするけど。
何が起こるかなんて、知る由もない。
会社の若いコたちと、ドライブへゆく。
おひるごはんに美味しい鰻を食べて、あちこちきれいな景色を見て、たくさんお喋りをして、たくさん写真を撮って、カフェでのんびり休んで、古い町並みを散策して。おひさまをたっぷり浴びて、疲れたけれど、紫外線も心配だけれど、たのしかったー!

わたしは彼らと親子くらい年が離れていて、ややもすればそれを卑下したり、つい誇張したりして、おろおろしがちなんだけれど(顔には出しませんけどね)、同じものを見て、同じように笑ったりする、ある瞬間、こころがぎゅっとするくらい嬉しかったりする。
んーと、時々とんでもなく外して、対応に困った若いコたちが沈黙しちゃって凹むこともあるけれどねえ(まさにじぇねれーしょんぎゃっぷ!)。

今夜はぐっすり眠れそう。
青空の夢など見られそう。
今日いちにちが楽しかったことが、こんなに嬉しいだなんて、きっと、若いひとたちにはわからない気持ちだと思う。それはそれでいいんだ。きっといつか感じることだと思うから。



後輩女子Qちゃんが、休み明けに「夏のワンピースを買ったの。」と言う。
大抵いつもパンツで、スカート姿なんてあまり見かけない子だ。
「爪が折れちゃったの。せっかくここまで揃えてたのに。」とも言う。
どれどれと見てみると、あまいぴんくのマニキュアなど塗っている。
いままで全然そんなことしてなかったのに。
うふふ、と心のなかで微笑んでしまう。
その理由について、思い当たるふしがあるからねえ。
「ついでだから、送ってもらっただけなの。ついでだからね。」とも言う。
うんうん。わかったから。ついでだからねえ(笑)。
ピヨピヨの新入社員たちも、Qちゃんと、お相手と思しきzくんとの会話を興味津々で聞き耳立ててるのに、それに気づいてないQちゃん。かわいいい。
ピヨピヨたち同様、わたしもこっそりニコニコと見守っているのだ。
いっしんに恋している乙女、を、眺めているのはいいものですなあ。

さて。
わたしも今日、夏のワンピースを買ったのである。
ひとめぼれした黒のコットンレースのシンプルなの。
ぜったい似合う自信があったのに、鏡の前で当ててみたら大丈夫そうだったのに。
だから試着もしないで買っちゃったのに。
帰宅して着てみたら、なあああんだか、違うのだ。
全然似合わないわけじゃないけれど、わたしって、わたしが思ってるより、年寄りなんだよねえ(笑)。5年前のわたしだったら、たぶん大丈夫だったのになあ。
あーあ。明日何を着て行こうかな。
(わたしにもわたしなりの、ワンピースを買う理由があるのであった。)
日々、きもちはくるくると変わる。
わたしはまだ水底にいるのだ、きっと。
波の間に間にただよって流されて。
きらきらと差し込む光を浴びることもあるし
濁り水の中で翻弄されているようなこともある。
んー。
こんな比喩、なーんの役にも立たないこと、わかってるけどね。
直截な言葉でこころの中をさらけ出すことは、ずいぶん難しいことだ。
けれど、もっと淡々と日々のできごとや感情をシンプルに記録していきたいって、本当は思ってる。




今日はお休み。
朝から2回も洗濯機を回した。
そんなに上天気ではなかったけれど、たくさん洗濯したい気分だったので。
ベランダいっぱいに干して、うすあおい空を眺めつつ、仕事上のあれこれを思い出して胸元がちくちくしたけれど、えいやあ!って飲み込んで、元気なふりをする。大丈夫なふりをする。
だって、お休みだからね。

語学レッスンへゆく。
「インストラクターと自由にお話」の日。
たどたどしく言葉を捜しながら、伝えたいことを頑張って伝える。
適当な話題でいい加減にお茶を濁す時もあるんだけれど、今日は頑張った。
現代美術を理解しているとは言えないけれど、わからないながらもわたしはそれを見て心動かされるのです。作家さんが、何を伝えようとしているのか、これはいったい何なのか、なぜわたしは感情を突き動かされているのか、それを考えることが、現代美術を楽しむということなのだと考えます。わたしにとって。
…とかなんとか。
こうゆうことを5歳児程度の言語能力で伝えるのは至難の技だ(笑)。
言葉は前後し重複し、じぐざぐになって、何のこっちゃになる。
幸いにして、美術好きで想像力のあるインストラクターさんだったので、わたしのきもちを斟酌していただけたらしい。拙いながらも話が盛り上がって楽しかった。

美容院へゆく。
まだ3回目なのに、なんだかとても気楽な感じで担当美容師さんとお話する。
いい美容師さんに出会えてよかったな。
でも前回までは、たくさん話しかけてきたアシスタントさんが、今日は変に無口。
うーん、こういうのって、こっちが気を使うんだよなあ。
最初から無口なコだったのなら気にしないんだけどねえ。まあ、いいか。
このごろめっきり白髪が出てきたので(涙)、カラーリング。
ちょっと奮発してヘアエステ。ああ、きもちいいな。

頑張って働いて得たお金で、わたしはわたしを気持ちよくしているんだ!と心に浸み込ませる。そうして明日からまた頑張れるように、気持ちを持っていくんだ。
わたしはわたしのために、頑張ってる。
わたしはわたしを愛して、慈しんで、楽しませて、甘やかして、いいんだ。
鏡の中の、しわもしみもたるみもある、40女にわたしは語りかける。
なかなかがんばってるよねえ、蜜桃さん。
明日もがんばれるよねえ。
そのうち、いいこともあるよねえ、きっと。
きっと、きっとね。

花の色は…

2009年6月18日 日常
・先日買った紫陽花は「西安」という品種で、紫やピンクから、徐々に緑色に花の色が変化してゆく。毎日その変化を楽しんでいる。なんだか成長が逆行しているみたいで、すごくふしぎ。わたしも肌年齢、逆行したい(笑)

・わたしは変わるんだ!と決意して引っ越してきて、今までになくあれこれと人付き合いをし、くたびれてもいるのだけれど、いい出会いもある。職場内の某愛好会が思いのほか楽しくて、自分でも驚きだ。来週も皆でお出かけ予定。平均年齢が20代後半なのが、ちょっと微妙なのだけれど。。。

・職場での直属の先輩が急遽入院してしまい、3週間ほど、わたしが代行しなくちゃいけなくなった。かなり、つらい。仕事そのものはこなせても、人間関係の調整が難しい。人繰りとか役割分担とか、あちらを立てればこちらが立たず的なあれこれ。今日も失敗しちゃった。あああ。今日もまた学んだ。ひとりのヒトの「普段こうしてますけど」って言葉を鵜呑みにしちゃいけない。別のヒトは「普段のああいうやり方が気に入らないんです」と思っていたりするので。それを無言のまま表情で伝えてきたりするので。わたしはまだそのへんを把握できていないので、きっちりきっぱりと「こういう理由だから、こうしているんだよ」と言えないので。
ああ、めんどくさい。シンプルに、仕事そのものに没頭したい。。。
隙間風を防ぐように、空き時間に予定を詰め込みすぎる。
その予定のひとつひとつをこなし、思ったより楽しかったり、思ったよりつまんなかったり、落ち込んだり、盛り上がったり、しているのだけれど、次の予定に駆け出して行っちゃって、記録する時間がなくなっていた。
うーん、よくないな。
もうすこし落ち着いて、日々のこと、きもちのうつろい、記録しておきたいと思うのに。
とはいえ、何に対しても「したいのに」「したかったのに」「すべきなのに」と、自分を責めることも、やめたい。
ん、これはすぐにでもできることなんだから、やめたい、じゃなくて、やめる、と書いてしまおうか。
意識を変えること。

-----------------------

もっと落ち着いて…と歌う清志郎の声を久しぶりに思い出して検索した。
今のわたしとは関係ない歌詞だけれど、胸にずしんとくる歌声だったので、貼っておく。
http://www.youtube.com/watch?v=MozQhO-bxEE
今日も酔っているのです。

------------------

仕事や遊びから帰ってくるといつも、この街は風が強いなあと思う。
今日は夜勤明け。
語学レッスンに行って、デパ地下で美味しいモノ買って、帰ってきて窓を開ける。
カーテンが高く翻る。風の音がする。
あ。きもちいーい。
って、きゅうんとする。
窓から外を眺めると、街灯が映り揺らめいている川面が見える。

わたしは川の近くに住みたかったんだ。
いつも、ずっと。
でもあのひとと暮らした部屋から見える川は、こんなふうじゃなかった。
こんなふうに煌かなかった。いつも水量がすくなくて、さみしかった。
だから今のこの街が、ほんとに好きだなあって思う。
どうしてこんなに川が(しかも清流なんかじゃない、街を流れてゆく川が)好きなんだろうな?自分でもわからない。

風の音がずっと続いている。
あのうたがききたい、と思ってyoutubeで探したら、こんな映像出てきちゃって、うっとりと聴きながら、どんどん涙が出てきた。
あのひとだったら何にも説明しなくても、どうしてわたしが泣いているのか、どこらへんがツボなのか、きっとぜんぶわかるんだろうなって思って。
そんな20数年の歳月を思って。

わたし最近、また恋愛したいなあって思うことがよくあるんだけど、誰かと楽しさや美味しさや気持ちよさを、あたたかく共有したいなあって思うんだけど、でも、この映像を見て泣いてしまう気持ちを説明するのはちょっと面倒だなあ、無理かなあとも思ってしまう。
でもそこをスルーしてしまうのも、違う気がする。

今のこの瞬間だけでもいいから、気持ちの行き違いがなかった頃の、あまくやさしかった気持ちに戻って、あのひとと一緒にこの映像を見ながら、一緒にビール飲めるんだったらいいのに。ついでだからその後のあれこれの記憶が消えてしまえばいいのに。もっといえば記憶だけじゃなくて、この5年くらいのわたしたちの言動の全てが、消えてしまえばいいのに。あの頃に戻れればいいのに。
なーんてねえ。
ほんとは思ってないけれど、ちょっと、ひとりでいることが淋しいんだ。

困ったなあ、涙が止まらない。
困ったなあ。

http://www.youtube.com/watch?v=6FKkek21xRM&feature=related
今日はちょっと、こころが折れてるかな。
疲れたな。

40代の海千山千になったって、
少々のことは顔に出さずにいられるようになったって、
傷ついてないわけじゃないんだ。
上手く立ち回れるわけでもないんだ。
今だって、今までだって、人間関係は下手っぴ。
うまくこなせなかったこと、
気配りが足りなかったこと、
不用意な言葉を使ったこと、
空気を読み損なったこと、
後悔してもそれは消せないから、
次はちゃんとしようって何度も思うのに、やっぱり下手で。
ああ、いつまでもこんなふうに思春期みたいに、
自分の言動を反芻して混乱していくのは馬鹿げていると思う。
恥ずかしい。

花と暮らす。

2009年6月7日 日常
先日買った紫陽花を、翌日ベランダに出したまま仕事に行った。
夜9時半頃帰ってきてみたら、花のまわりがかさかさに乾いて縮んでいた。
ああ、やっぱり。西日が強かったからかな。
あんなにふんわりふっくらして、可愛かったのに。
やっぱりわたしだめなんだ。
きっとまた枯らしちゃうんだ。
やっぱり買うんじゃなかった。
おろおろして水をあげて、でももう半分あきらめて、惨めな気持ちでねむった。
朝起きて見てみたら、なんとまた、ふんわりふっくらに戻ってくれていた。
うれしい。うれしい。うれしい。
ありがとうねえ、と、ふんわりした花を撫でる。
こういうのって、こんなにもうれしいものなのかあ。

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